研究の成果を製品開発に
九州大学共同特許関連商品
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弊社では、研究に基づいた製品開発を常に心がけております。
その中でも九州大学での研究において、コンカナバリンAという特定の糖だけに結合する性質を持つレクチンといわれるタンパク質を加えることで、低分子化フコイダンの効果が増強されることが発見できました。
コンカナバリンAは、ナタ豆だけに含まれる自然の免疫刺激物質として注目されている特有の成分であり、その成分を加え、九州大学との共同特許関連商品として生まれたのが、「パワーフコイダンCG」です。
500分子量以下の低分子化に成功
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フコイダンの分子量は通常が20万を超える高分子です。
人が食物を歯で噛み砕いて胃で消化し、十二指腸へと送り込む時の分子量は約3000以下だと言われています。
分子量が大きいと腸で吸収されにくく、排出されてしまいます。
弊社は、海藻類をエサに消化吸収し生息している、アワビやサザエ等の貝類から抽出した酵素を用いた独自の製法により、500分子量以下の低分子化に成功しました。
吸収率だけではない低分子化のメリット
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基礎研究における、低分子化処理後のフコイダン抽出エキスと処理前の高分子フコイダン抽出エキスの比較実験では、低分子化処理されたフコイダン抽出エキスの方がより非正常細胞の増殖を抑制するという結果が得られています。
原料へのこだわり
トンガ王国産天然モズク
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日本から遠く離れた南太平洋のサンゴ礁に囲まれたトンガ王国産の天然モズクを主な原料にしています。
重金属・化学物質などによる海洋汚染も少なく、ミネラルも豊富なこの海域の天然モズクは良質なフコイダンと多くのミネラルを含んでいます。
丹波産無農薬栽培白なた豆
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兵庫県丹波地方でオリジナルの種子を無農薬栽培した「白なた豆」の抽出濃縮エキスを使用しています。
なた豆は多くの有用成分を含んでおり、古くから「健康茶」として広く親しまれています。
安全の追求
GMP認定+FSSC22000取得工場
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原材料の受け入れから、最終製品の出荷に至るまでの適切な製造管理、品質管理と安全の確保を実施している工場で製造しています。
※GMPとは“Good Manufacturing Practice”の略で「適正製造規範」といい医薬品の製造管理および品質管理に関する基準です。
※FSSC22000は、食品安全マネージメントシステムの国際規格であるISO22000と、それを発展させたISO/TS22002-1を統合し、国際安全イニシアチブ(GFSI)が制定したベンチマーク承認規格です。
安全性試験の実施
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一般社団法人日本食品分析センターにおいて、様々な「安全性試験」をクリアしています。
研究
(基礎研究)九州大学との共同研究
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2002年の発売開始と同時に『九州大学大学院 農学研究院 生命機能科学部門 細胞制御工学教室』との共同研究がスタートし、その研究内容は、国内外の著名な医学系の学会で発表され国際的な学術誌にも論文が掲載されています。
また、2016年には研究成果として「共同特許」を取得しました。
(臨床研究)公益社団法人生命科学振興会研究調査部との連携
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様々な分野の専門家や有識者とともに低分子化フコイダンの臨床研究を進めるためLMF研究会を2011年に発足しました。
定期的に研究会を開催し、その多施設共同研究の成果は国内外の学会での発表や国際学術誌等にも論文として掲載されています。
今後は、公益社団法人生命科学振興会との連携による臨床研究が進められます。